勉強しない中学生に、親ができること・やってはいけないこと
- 「勉強しなさい」と言うと、機嫌が悪くなる
- 言わないと、本当に何もしない
- 毎日この話でぶつかるのが、正直しんどい
こんにちは、徹底管理塾の春日です。この記事では、勉強しない中学生に対して親がやるべきこと・やってはいけないことをお伝えします。私自身、中学生の頃の定期テストは500点満点中100点台で、まったく勉強しない子どもでした。だから、言われる側の気持ちも分かります。その経験と、塾で多くの生徒を見てきた立場の両方からお話しします。
- なぜ「勉強しなさい」が効かないのか(3つの理由)
- 逆効果になってしまう関わり方
- 代わりに親ができる、具体的な3つのこと
- ご家庭だけで抱え込まなくていい理由
お子さんが勉強しないのは、性格の問題ではありません
まず、お伝えしておきたいことがあります。お子さんが勉強しないのは、能力や性格の問題ではありません。
私自身、中学生の頃の定期テストは500点満点中100点台でした。頭が悪かったわけではなく、ただ「ちゃんと勉強する環境」がなかっただけです。高校生になって進路を選ぶ段階で「この学力ではどこにも行けない」と気づき、そこから猛勉強して新潟大学に合格しました。
その経験と、塾で多くの生徒を見てきた経験から言えるのは、動かない理由はだいたい次の3つだということです。
理由1:何をやればいいのかわからない
これが圧倒的に多い理由です。
大人は「勉強しなさい」と言いますが、これは「仕事しなさい」と言われるのと同じです。何の仕事を、どこから、どれくらいやればいいのかがわからなければ、人は動けません。
中学生にとって「勉強する」は、あまりにも漠然としています。数学のワークなのか、英単語なのか、理科の暗記なのか。数学だとして、どのページからか。今日はどこまでやれば終わりなのか。
この判断こそが、実は一番難しい部分です。それを子どもに丸投げしておいて「やらない」と責めるのは、少し酷な話です。
理由2:やっても結果が出ないので、やる気が続かない
前回のテストで頑張ったのに点数が変わらなかった。この経験をすると、「やっても無駄だ」と学習してしまいます。
そして多くの場合、頑張り方が間違っています。テスト前日にワークを一気に埋める、教科書を眺めるだけ——こういうやり方では、時間をかけても点数は上がりません。努力の量ではなく、方向が間違っているのです。
理由3:家は、そもそも勉強する場所として不利
自分の部屋にはスマホもゲームもベッドがあります。リビングにはテレビがあります。誘惑だらけの場所で、疲れて帰ってきた中学生に「自分の意志で机に向かえ」と求めるのは、大人が思う以上に難しいことです。
意志の力に頼る計画は、たいてい失敗します。これは中学生に限った話ではありません。
やってはいけない3つの関わり方
| やりがちな関わり方 | なぜ、逆効果になるのか |
|---|---|
| 「勉強しなさい」を繰り返す | 指示されると「自分で決めたい」気持ちが強くなる。しかも毎日言うと、勉強の話自体ができない関係になる |
| 兄弟や他人と比べる | 短期的には効くが、長期的には「自分はダメだ」と結論づけて挑戦をやめる |
| 結果だけを見て評価する | 過程を隠すようになる。「勉強した?」に嘘をつくようになり、本当の状況が分からなくなる |
「今やろうと思っていたのに」は、言い訳ではありません
「勉強しなさい」と言われた直後にやる気がなくなる——これは単なる言い訳ではなく、実際に起きている心理です。人は指示されると、自分で決めたいという気持ちが強くなります。思春期は特にそうです。
そして毎日言い続けると、親子関係そのものが悪くなります。勉強の話をするたびに空気が悪くなり、やがて成績の話自体ができなくなります。
代わりに、親ができる3つのこと
1. 「何をやるか」を具体的にする手伝いをする
「勉強しなさい」の代わりに、「今日は数学のワーク、どこまでやる?」と聞いてみてください。範囲を具体的にするだけで、動き出せる子は少なくありません。
ただし、これを毎日、5教科分やるのは保護者の方の負担が大きすぎます。しかも学校の進度やテスト範囲を把握していないと、適切な範囲を決められません。
2. 過程を見て、声をかける
点数ではなく、行動を見てあげてください。
- 「今日は1時間机に向かってたね」
- 「先週より単語を覚えてるじゃん」
結果はコントロールできませんが、行動はコントロールできます。コントロールできることを褒めると、子どもは続けやすくなります。
3. 環境を変える(家の外に勉強する場所をつくる)
家で勉強できないなら、家以外の場所をつくるのが最も確実です。
図書館でも自習室でも構いません。大事なのは、「行けば勉強するしかない場所」を用意すること、そして行く日を決めてしまうことです。
「時間があるときに行きなさい」では、まず行きません。「毎週火曜と木曜は行く」と決まっていれば、行きます。意志ではなく、仕組みで解決するということです。
では、お子さんが動くために「何が」必要なのか
ここまでの3つを、ご家庭だけで担うのは現実的ではありません。必要なのは、次の3つです。
5教科分の範囲を、学校の進度とテスト日程に合わせて毎週決め直す必要があります。お仕事をしながらこれをやるのは、まず不可能です。しかも学校のワークの進み具合を親が把握し続けるのも簡単ではありません。
学校の進度とお子さんの現在地を把握している人が、日付単位で計画を作ること。「今日は何をやろう」で迷う時間をゼロにすることが目的です。
確認する役を親がやると、それは結局「勉強しなさい」と同じになります。毎日確認すれば関係が悪くなり、確認しなければやりません。この板挟みが、多くのご家庭で起きている問題です。
家庭の外に、確認する相手がいること。第三者から見られていると、人は続けられます。そしてご家庭は、確認する役から降りられます。
中学生の数学や英語を保護者の方が教えるのは、現実的ではありません。そもそもそれは保護者の役割でもありません。かといって放置すれば、わからない問題1つで勉強が止まります。
いつでも質問できる先。ここが確保できると、「わからないから、もういいや」がなくなります。
やり方を書いた本は、書店にたくさんあります。でも、お子さんの毎日を見て、計画を作って、やったかを確認してくれる人は、書店には売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、まさにこの3つを塾側が引き受けるためにつくった塾です。新潟市西区寺尾西で運営しています。
1週間ごとの学習計画を作成します。 その日にやるページまで決めた計画表をお渡しします。お子さんは「今日は何をやろう」で迷う時間がゼロになります。
自習に来る日を決め、来たかどうかを確認します。 やっていなければ、その場で立て直します。
24時間365日、質問を受け付けます。 保護者の方が勉強を教える必要はありません。
毎週、学習レポートをお送りします。 お子さんが今週なにを、どれだけ勉強したかが毎週わかります。「勉強したの?」と確認する必要がなくなります。
つまり、ご家庭が「勉強しなさい」と言う役割から降りられるようにするのが、当塾の役目です。管理は塾がやります。ご家庭には、応援する側に回っていただきたいと考えています。