定期テストで点数が上がらない中学生へ|学校のワークを「3周」する正しいやり方
- テスト勉強はしているのに、点数が上がらない
- ワークをテスト前日に慌てて終わらせている
- 何をどれだけやればいいのか、本人が分かっていない
こんにちは、徹底管理塾の春日です。この記事では、定期テストの点数が上がらない原因と、学校のワークの正しい使い方を具体的な手順でお伝えします。私自身、中学生の頃の定期テストは500点満点中100点台でした。頭が悪かったのではなく、正しいやり方を知らなかっただけです。この記事では、精神論ではなく手順の話をします。
- 定期テストの問題が、どこから出ているのか
- 点数が上がらない子に共通する「1周で終わる」問題
- ワークを3周する具体的な手順(印のつけ方まで)
- テスト何週間前から始めれば間に合うのか
- やり方を知っても、ほとんどの子が実行できない理由
定期テストの問題は、ほとんどが学校のワークから出ます
まず前提から確認します。中学校の定期テストを作っているのは、塾の講師ではなく学校の先生です。そして先生は、授業で扱った内容と、生徒に配ったワーク(問題集)をもとに問題を作ります。
これは考えてみれば当たり前のことです。授業でも扱っていない、ワークにも載っていない問題を出したら、「習っていないことが出た」と苦情が来ます。だから先生は、自分が配ったワークの範囲から出すのが基本になります。
つまり、定期テストで点数を取りたければ、遠回りをする必要はありません。学校のワークを完璧にする。これが最短ルートです。
塾専用の分厚いテキストを買い与えても、学校のワークが白いままなら点数は上がりません。当塾が「学校のワークをメイン教材にする」と決めているのは、この理由からです。
点数が上がらない子の共通点は「1周で終わっている」
では、なぜワークをやっているのに点数が上がらないのか。
答えはシンプルで、1周しかしていないからです。しかも、その1周が「提出のために埋めただけ」になっています。
こういう状態になっていないか、お子さんのワークを見てみてください。
- 答えを写して埋めたページがある
- 丸つけはしているが、間違えた問題を解き直していない
- テスト前日に一気に終わらせた形跡がある(後半だけ字が雑)
これはワークを「やった」のではなく「埋めた」だけです。提出物としては成立しますが、テストの点数には1点も貢献しません。
1周目でできるようになるのは、ごく一部です
考えてみてください。1回解いただけで身につく問題は、もともとできた問題です。1回目で間違えた問題こそ、そのお子さんがまだできない問題です。
そこを放置したまま次の単元に進めば、テストで出るのは当然「1回目で間違えた問題」です。
点数を分けているのは、1周目ではなく2周目以降なのです。
ワークの正しい3周のやり方
では具体的にどうするか。当塾で生徒にやらせている手順を、そのまま公開します。
1周目:解く。そして間違えた問題に印をつける
普通に最初から解きます。ここで最も大事なのは、丸つけの後に「×」がついた問題へ印を残すことです。付箋でも、問題番号を丸で囲むのでも構いません。
このとき絶対にやってはいけないのが、答えを写すことです。わからない問題は空欄のままにして、印をつけてください。空欄は恥ではありません。「ここがまだできない」という情報こそが、次に何をやるかを教えてくれます。
2周目:印がついた問題だけを解く
2周目は、最初から全部やってはいけません。1周目で正解した問題をもう一度解くのは、時間の無駄です。
印がついた問題だけを解きます。正解できたら印を消す。まだ間違えたら、印をもう1つ増やす(「××」にする)。
この作業をすると、お子さんのワークは自分専用の弱点リストに変わります。
3周目:印が残っている問題だけを、もう一度
3周目でやるのは、2回連続で間違えた問題だけです。ここまで来ると、残っている問題は10問〜20問程度になっているはずです。
この10〜20問こそが、そのお子さんがテストで落とす問題です。ここを潰せば、点数は必ず上がります。
実際にやってみると、1周目が一番時間がかかり、2周目は半分以下、3周目は10分の1程度の時間で終わります。「3倍の時間がかかる」わけではありません。だいたい1周目の1.5倍の時間で3周が終わります。
いつから始めるか——テスト2週間前では遅い
多くの中学校では、定期テストの1〜2週間前に「テスト範囲表」が配られます。多くの生徒は、それを見てから勉強を始めます。
はっきり言いますが、それでは遅いです。
2週間前から始めると、ワークを1周終わらせるだけで期限が来ます。3周する時間はありません。結果として「提出はできたが点数は上がらない」という、あのパターンになります。
逆算するとこうなります
| 時期 | やること |
|---|---|
| テスト3週間前まで | 授業で進んだところまで、ワークを1周しておく |
| 3週間前〜2週間前 | 残りを終わらせて1周を完了させる |
| 2週間前〜1週間前 | 2周目(印がついた問題だけ) |
| 1週間前〜前日 | 3周目+暗記科目の詰め |
ポイントは、ワークの1周目をテスト範囲が出る前に終わらせておくことです。授業が進んだその週のうちにワークもやっておけば、テスト前は2周目・3周目に集中できます。
これができている生徒は、テスト前に慌てません。そして安定して高い点数を取ります。
では、これを実行するために「何が」必要なのか
ここまで読んで、「やり方はわかった」と思われたはずです。しかし正直に申し上げると、このやり方を読んだだけで実行できる中学生は、ごく一部です。
必要なのは、次の3つです。
テスト前に慌てないためには、授業が進んだその週のうちにワークをやる必要があります。しかし部活で疲れて帰ってきて、誰にも言われずに問題集を開ける中学生は、多くありません。「テスト前になったらやる」が普通です。
やる日とページが、あらかじめ決まっていること。そして、やったかどうかを確認する相手がいること。習慣は、意志ではなく仕組みでつくられます。
「今日は数学のワークを進めよう」と思っても、どこから手をつけるかで迷います。学校の進度、テスト範囲、自分の苦手——これを全部踏まえて今日やる範囲を決めるのは、大人でも面倒な作業です。迷っている間に、やる気は消えます。
その日にやるページまで決まった計画。「数学をやる」ではなく「数学ワークp12-15」まで落ちていて、はじめて中学生は動けます。
3周する過程では、必ず「何度やってもわからない問題」が出ます。ここで質問できないと、その問題は永久に×のままです。そして多くの場合、そこで勉強そのものが止まります。
その場で聞ける相手。次の授業日まで4日待つのでは、その4日は止まったままです。
ワークは学校が配ってくれます。やり方も、この記事で分かりました。でも、それを続けられる仕組みは、どこにも売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、この「続けられる仕組み」をつくるための塾です。新潟市西区寺尾西で運営しています。
1週間ごとの学習計画をお渡しします。 「月曜は数学ワークp12-15」というように、その日にやるページまで決まっています。迷う時間がゼロになります。1週間分ずつお渡しするのは、目の前の課題に集中してもらうためです。
自習に来る日を決めます。 そして、来たか・やったか・どこまで進んだかを塾側で確認します。「時間があるときに来てください」では終わりません。
24時間365日、質問できます。 わからない問題は写真を送っていただければ、原則24時間以内に回答します。
毎週、学習レポートをお届けします。 お子さんが今週なにを・どれだけ勉強したかが、保護者様にも毎週わかります。
ワークを3周するというのは、正しいやり方です。ただし、それを続けられる仕組みがなければ、絵に描いた餅で終わります。