中1でつまずく子の共通点|小学校との「4つの違い」に対応できていない
- 小学校では成績が良かったのに、中学で急に落ちた
- 最初の定期テストで思ったより点数が取れなかった
- 中1のうちに何をさせておくべきか分からない
こんにちは、徹底管理塾の春日です。「小学校のときはできていたのに」——中1のご家庭から、このご相談を本当によくいただきます。この記事では、小学校と中学校の4つの違いと、そこにどう対応すればいいかをお伝えします。
なお新潟県では、中1の成績から内申点に含まれます。中1は「まだ受験に関係ない学年」ではありません。
- 小学校と中学校の、決定的な4つの違い
- なぜ「小学校でできていた子」ほど危ないのか
- 最初の定期テストで失敗しないための準備
- 中1でつくった習慣が3年間続く理由
小学校と中学校は、4つの点で決定的に違います
中1でつまずく子は、能力が落ちたわけではありません。中学校のルールに、まだ対応できていないだけです。違いは4つあります。
| 小学校 | 中学校 | |
|---|---|---|
| テスト | 単元ごと(範囲が狭い) | 定期テスト(範囲が広い) |
| 教科 | 担任がほぼ全教科 | 教科ごとに先生が違う |
| 評価 | テストの点数中心 | 提出物・授業態度も含む |
| 時間 | 放課後は自由 | 部活で帰宅が遅い |
違い1:テストの範囲が、桁違いに広い
これが最大の違いです。
小学校のテストは、単元が終わるたびに実施されます。範囲が狭いので、前日に見直せば点数が取れました。
中学校の定期テストは違います。2〜3か月分がまとめて出ます。 前日にどうにかできる量ではありません。
つまり、計画的に進める必要が初めて生まれるのが中学校です。ここに対応できないと、「勉強しているのに点数が取れない」という状態になります。
違い2:教科ごとに先生が違う
小学校では担任の先生が全体を見てくれました。「〇〇さん、最近算数が遅れているね」と気づいてもらえました。
中学校では、教科ごとに先生が変わります。誰も全体を見ていません。 数学の先生は数学の様子しか知らず、英語の先生は英語の様子しか知りません。
結果として、つまずきが発見されにくくなります。気づいたときには、かなり進んでいるということが起こります。
違い3:提出物と授業態度が、成績に入る
中学校の成績(評定)は、テストの点数だけでは決まりません。提出物、授業への取り組み、実技教科の実技——これらすべてが評価対象です。
そして新潟県では、この評定が中1から内申点として入試に使われます。
「テストの点は悪くないのに評定が低い」という子は、たいてい提出物を落としています。
違い4:部活で、時間がなくなる
これは軽視できません。部活から帰ってきて、夕食を食べて、そこから勉強する——体力的にきついのが現実です。
小学校時代と同じ感覚で「帰ってから勉強すればいい」と考えていると、時間が足りません。
意外に思われるかもしれませんが、小学校で成績が良かった子ほどつまずくことがあります。理由は、勉強のやり方を身につけないまま来てしまったからです。小学校は、範囲が狭いので前日にどうにかなりました。その成功体験のまま中学に来ると、範囲の広さに対応できません。
最初の定期テストで、失敗しないために
1. テスト3週間前から動き始める
範囲表が配られてから始めるのでは、ワークを1周するだけで終わります。
授業が進んだその週のうちに、ワークをやっておく。 これができていれば、テスト前は2周目・3周目に使えます。中1のうちにこの習慣をつけておくと、3年間ずっとラクになります。
2. 提出物は、テスト前に慌てない
ワークの提出期限は、たいていテスト当日か翌日です。テスト前に一気に埋めようとすると、勉強時間が提出物に消えます。
ワーク=提出物=テスト対策です。普段からやっておけば、この3つが同時に片付きます。
3. 5教科すべてに手をつける
小学校のテストは1教科ずつでした。中学校の定期テストは、5教科(学校によっては9教科)が数日間で行われます。
得意な教科ばかり勉強して、苦手な教科を後回しにする——これが中1で最も多い失敗です。点数の合計で見られるので、苦手教科を放置すると総合点が伸びません。
中1でつくった習慣は、3年間続きます
これが、中1を軽視してはいけない最大の理由です。
「テスト前になったら勉強する」という習慣がついた子は、中2でも中3でも同じことをします。逆に「授業が進んだ週にワークをやる」習慣がついた子は、3年間それを続けます。
そして、新潟県の内申点は中1から3年分が対象です。中1の1年間は、内申点の3分の1にあたります。
中3になってから「そろそろ本気を出そう」と思っても、中1・中2の内申点は取り返せません。
では、中1で必要なのは「何か」
2〜3か月分の範囲を前にすると、中学生は途方に暮れます。「どこから手をつけるか」が分からず、結局テスト前日まで動けません。これは能力の問題ではなく、範囲を分割した経験がないだけです。
範囲を週ごと・日ごとに割り振ってくれる計画。1回でも「分割すれば終わる」経験をすれば、感覚がつかめます。
中学校では教科ごとに先生が変わるため、全体を見ている大人がいません。数学が遅れていても、英語の先生は気づきません。保護者の方も、5教科の進度を把握するのは困難です。
5教科をまとめて見て、どこが遅れているかを把握している人。これは小学校の担任が担っていた役割です。
部活で疲れて帰ってきた中学生に、長時間の勉強を求めても続きません。かといって何もしなければ範囲は消化できません。ここのバランスを、本人が設計するのは難しいことです。
部活の予定を踏まえて、無理のない量に割り振った計画。多すぎれば折れ、少なすぎれば間に合いません。
教科書もワークも配られます。でも、広い範囲を日ごとに割り振って、5教科まとめて見てくれる人は、書店には売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、新潟市西区寺尾西で運営している学習塾です。中1のお子さんは、特に歓迎しています。
1週間ごとの学習計画をお渡しします。 テストの日程から逆算して、その日にやるページまで決めます。「範囲が広くて何をすればいいか分からない」がなくなります。
5教科をまとめて見ます。 学校では教科ごとに先生が変わりますが、当塾では全体を把握します。
部活の予定に合わせて計画を組みます。 無理な量は出しません。続かない計画に意味はないからです。
毎週、学習レポートをお届けします。 中学に入って様子が見えにくくなった、というご家庭にも状況が伝わります。
中1は、勉強のやり方を身につける最後のチャンスです。ここでつくった習慣が、そのまま高校受験まで続きます。