中3の夏から始めて、高校受験に間に合いますか?|条件つきで、間に合います
- 中3の今から始めて、本当に間に合うのか不安
- 何から手をつければいいのか分からない
- 志望校を下げるべきか迷っている
こんにちは、徹底管理塾の春日です。「今からでも間に合いますか」——中3のこの時期、最も多くいただくご質問です。結論から言うと、条件つきで間に合います。この記事では、その条件を具体的にお伝えします。
私自身、高校生になってから「この学力ではどこにも行けない」と気づき、そこから猛勉強して新潟大学に合格しました。だから「今からでは遅い」と言われる側の気持ちは分かります。ただし、間に合わせるにはやり方があります。
- 中3の夏・秋から間に合う人と、間に合わない人の違い
- 内申点は取り返せない、という前提の意味
- 残り時間から逆算する具体的な方法
- 今からやる範囲を「絞る」判断
- この時期にやってはいけない3つのこと
まず、正直にお伝えすべきこと
期待させるだけの話はしません。中3のこの時期には、取り返せるものと、取り返せないものがあります。
| 取り返せるか | |
|---|---|
| 学力(入試当日の点数) | 取り返せます |
| 内申点(中1・中2の分) | 取り返せません |
| 内申点(中3の分) | まだ残っています |
新潟県の内申点は、中1から中3までの3年分(135点満点)です。中3の夏の時点で、中1・中2の90点分は確定しています。
これは動かせません。だからこそ、残っているもの——入試当日の学力と、中3の内申——に集中する必要があります。
間に合う人と、間に合わない人の違い
同じ時期に始めても、結果は分かれます。違いは根性でも才能でもなく、次の3点です。
| 間に合う人 | 間に合わない人 |
|---|---|
| 志望校の必要点を、数字で把握している | 「もっと頑張る」で終わっている |
| やる範囲を絞っている | 全教科・全範囲を薄く広くやっている |
| 毎週、できたかを確認している | 次の模試まで自分の状態が分からない |
どれも手順の話です。つまり、今日から変えられます。
「頑張る」を、数字に翻訳する
「もっと勉強する」では、何をどれだけやればいいか決まりません。
まず、志望校の合格に必要な点数を調べてください。そして今の自分の点数との差を出します。たとえば「あと80点必要」と分かれば、それを教科ごとに割り振れます。
数字にした瞬間に、やることが決まります。 ここが第一歩です。
この時期に最も効くのは「絞る」ことです
中3のこの時期に最もやりがちな失敗が、全教科・全範囲を薄く1周することです。
これは最も伸びません。1周した達成感は得られますが、分からないところが分からないまま残るからです。
| 薄く全部やる | 絞って固める |
|---|---|
| どの教科もあと一歩で届かない | 固めた範囲は確実に取れる |
| 1周した満足感はあるが、点は動かない | 点が動くので、続けられる |
| 本番でどこが取れるか読めない | 取れるところが計算できる |
成績が上がるのは、分からなかった問題が分かるようになった時だけです。もともと解ける問題を何度解いても、点数は変わりません。
何を優先して絞るか
- 短期で上がる教科から──社会・理科の暗記分野
- 配点が大きく、伸びる余地がある教科
- 積み上げ式の教科は、戻る範囲を限定して──数学・英語
特に社会と理科の暗記分野は、この時期の得点源になります。積み上げ式ではないので、今から集中すれば結果が出ます。
一方、数学と英語は積み上げ式なので、どこまで戻るかの判断が必要です。ここは自己判断が最も難しい部分です。
中3の内申点は、まだ残っています
見落とされがちですが、中3の内申点45点分は、まだ確定していません。
- 2学期の定期テスト
- 提出物
- 実技4教科の取り組み
ここはまだ動かせます。入試当日の点数だけに目を向けて、目の前の定期テストを軽視するのは得策ではありません。
定期テスト対策と受験勉強は、対立しません。 中3の2学期の範囲は入試にも出ます。定期テストをきちんとやることが、そのまま受験対策になります。
この時期にやってはいけない3つのこと
1. 新しい問題集を大量に買う
不安から問題集を買い足す人がいますが、逆効果です。中途半端な教材が増えるほど、どれも終わらなくなります。手持ちの教材を仕上げる方が確実です。
2. 模試の判定だけを見て、志望校を下げる
判定は「今の点数」であって「本番の点数」ではありません。伸びが最も出るのは秋以降です。夏の判定で決めるのは早すぎます。
3. 次の模試まで、自分の状態を測らない
模試は数か月に1回です。その間ずっと方向がずれていたら、数か月をまるごと失います。週1回のペースで、できたかどうかを確認してください。
では、間に合わせるために「何が」必要なのか
「あと80点」を「数学30点・英語25点・社会25点」まで落とし込めるかどうかです。ここができないと、勉強量をどこに向けるかが決まりません。しかもその配分が現実的かどうかは伸びしろの見積もりが必要で、自分では甘くも辛くもなりがちです。
志望校のデータから逆算する作業と、その配分を見てくれる第三者の目。
絞るという判断は怖いものです。「捨てて大丈夫か」という不安から、結局は全部を薄く回してしまう。これがこの時期に動けない最大の理由です。受験が近づくほど、不安が判断を鈍らせます。
残り時間と現在地から優先順位を決めること。そしてその判断が妥当かを確認できる相手。一人だと、不安のほうが勝ちます。
計画は必ずずれます。問題はずれることではなく、気づくのが遅いことです。模試まで待てば数か月失います。しかし「今週はできなかった」を一人で正直に記録し続けるのは、想像以上に難しいことです。
週1回確認する仕組みと、見てくれる相手。これがあるかどうかで、残りの数か月の密度がまったく変わります。
問題集は書店で買えます。でも、お子さんの残り時間と現在地を見て「ここを絞りましょう」と一緒に決めてくれる人は、書店には売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、新潟市西区寺尾西で運営している学習塾です。
1週間ごとの学習計画をお渡しします。 入試までの残り時間から逆算して、その日にやるページまで決めます。
やる範囲を絞ります。 全範囲を薄く回すのではなく、配点と現在地から優先順位を決めます。
自習に来る日を決め、進捗を確認します。 この時期は勉強量そのものが必要です。来る日を固定して、時間を確保します。
24時間365日、質問できます。 残り時間が限られているこの時期に、わからない問題で止まっている時間はありません。
毎週、学習レポートをお届けします。 週単位でずれを直せるので、方向を間違えたまま数か月走ることがありません。