中学生の社会の勉強法|一問一答だけでは、点数が止まる理由
- 用語は覚えているのに、テストで点が取れない
- 社会が暗記だと分かっていても、量が多くて手をつけられない
- 歴史の流れがまったく頭に入っていない
こんにちは、徹底管理塾の春日です。社会は「覚えるだけ」と思われがちですが、覚え方を間違えると点数は止まります。この記事では、地理・歴史・公民それぞれの正しい覚え方をお伝えします。社会は5教科のなかで最も短期間で点数を上げやすい教科でもあります。
- 一問一答だけでは点数が止まる理由
- 地理・歴史・公民、それぞれの覚え方の違い
- 歴史を「流れ」で覚える具体的な方法
- 資料・グラフ問題への対応
- 社会が最も短期間で上げやすい理由
一問一答だけでは、なぜ止まるのか
社会の勉強といえば、多くの生徒が一問一答をやります。それ自体は間違っていません。しかし、それだけでは7割で止まります。
理由は、テストで問われるのが用語そのものではなく、関係だからです。
たとえば「墾田永年私財法」という用語を覚えていても、
- いつ出されたのか(奈良時代)
- なぜ出されたのか(口分田が不足したから)
- 結果どうなったのか(荘園が広がった)
これが答えられなければ、記述問題や並べ替え問題で点数になりません。
用語は「点」です。テストで問われるのは「線」です。
分野ごとの、正しい覚え方
地理|「なぜそうなるか」で覚える
地理は、丸暗記すると量が膨大になります。しかし理由とセットにすると、覚える量が激減します。
たとえば「日本海側は冬に雪が多い」——これを丸暗記するのではなく、
- 大陸から冷たい季節風が吹く
- 日本海の上で水蒸気を含む
- 山にぶつかって雪を降らせる
この流れで理解すれば、忘れません。しかも「なぜ太平洋側は冬に乾燥するのか」まで同時に説明できるようになります。
新潟に住んでいる私たちにとっては、実感として理解しやすい分野でもあります。
地図とセットで覚えることも必須です。 県名や国名を文字だけで覚えていると、白地図で出された瞬間に答えられません。
歴史|「流れ」でつなげる
歴史でもっとも多い失敗が、年号と用語をバラバラに覚えることです。
歴史は物語です。因果関係でつなげてください。
- なぜその出来事が起きたのか(原因)
- 誰が何をしたのか(経過)
- その結果どうなったのか(結果)
この3点セットで覚えると、並べ替え問題も記述問題も解けるようになります。
教科書を通しで読むのが、実は最も効率的です。 ワークの穴埋めだけをやっていると、点は増えても線になりません。テスト範囲の教科書を、まず1回通して読んでください。
公民|用語の意味を正確に
公民は、用語の定義が厳密です。
「三権分立」「違憲審査権」「規制緩和」——これらを自分の言葉で説明できるかどうかが分かれ目です。なんとなく意味を知っている程度では、記述問題で書けません。
また、公民はニュースとつながっています。選挙、裁判、税金、物価——実際の出来事と結びつけると、理解が一気に進みます。
資料・グラフの問題は、必ず出ます
社会の定期テストでは、資料やグラフを読み取る問題が必ず出題されます。ここを対策していない生徒が多いです。
対策はシンプルで、教科書とワークに載っている資料を、必ず確認しておくことです。テストに出る資料は、たいてい教科書に載っているものです。
見るべきポイントは3つ。
- 何を表しているグラフか(縦軸・横軸)
- どこが変化しているか(増えた・減った箇所)
- なぜそうなったのか(原因)
特に「なぜ」の部分が記述問題で問われます。
社会は、最も短期間で上げやすい教科です
正直に言うと、5教科のなかで最も短期間で点数を上げやすいのが社会です。
理由は、数学や英語と違って積み上げ式ではないからです。
- 数学:中1の計算ができないと、中3の内容は解けない
- 英語:中1の文法が分からないと、中3の文章は読めない
- 社会:鎌倉時代が分からなくても、江戸時代は覚えられる
つまり、今回のテスト範囲だけを集中してやれば、今回のテストで点数が取れます。過去に戻る必要がありません。
「点数を上げた経験」がない子にとって、社会は最初の成功体験を作りやすい教科です。当塾でも、まず社会で結果を出して自信をつけてもらうことがあります。
では、社会を上げるために「何が」必要なのか
社会は「やれば取れる」教科です。だからこそ、壁は別のところにあります。
社会は範囲が広く、教科書を開いても「どこから手をつけるか」で止まります。しかも暗記なので、終わりが見えにくい。結果、テスト前日に一問一答を眺めるだけで終わります。
日付ごとに範囲が決まった計画。「社会をやる」ではなく「今日は歴史ワークp24-27」まで決まっていれば、迷いません。
歴史を流れで理解するには、教科書を通しで読む必要があります。しかしこれは地味な作業で、ワークの穴埋めより退屈です。自分からこれをやる中学生は、ほとんどいません。
計画のなかに「教科書を読む」を明示的に入れること。作業として指定されないと、飛ばされます。
暗記は、確認されないと「覚えたつもり」で終わります。赤シートで隠して眺めるだけでは、実際に書けるかは分かりません。そして本番で書けません。
確認する相手、あるいは確認する仕組み。人に説明できるかを試すのが、最も確実な確認方法です。
教科書もワークも一問一答も、手元にあります。でも「今日はここまで」と範囲を決めて、覚えたかを確認してくれる人は、書店には売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、新潟市西区寺尾西で運営している学習塾です。
1週間ごとの学習計画をお渡しします。 「今日は歴史ワークp24-27」まで決めるので、範囲で迷いません。教科書を読む時間も計画に含めます。
自習に来る日を決め、進捗を確認します。 暗記は確認されないと定着しません。
学校のワークをメイン教材にします。 定期テストはワークから出ます。新しい問題集は増やしません。
24時間365日、質問できます。 「この記述、これで合ってますか?」も写真で送れます。
社会は結果が出やすい教科です。点数を上げた経験がないお子さんの、最初の一歩としてもおすすめしています。