中学生の理科の勉強法|「暗記分野」と「計算分野」は分けて対策する
- 理科は暗記だと思って覚えているのに、点数が取れない
- 計算問題になると、まったく手が出ない
- 単元によって点数の差が激しい
こんにちは、徹底管理塾の春日です。理科は「暗記科目」だと思われがちですが、それが点数が上がらない原因になっていることがあります。この記事では、理科を2つの分野に分けて、それぞれの正しい対策をお伝えします。
- 理科を「暗記分野」と「計算分野」に分ける理由
- 暗記分野(生物・地学)の覚え方
- 計算分野(物理・化学)でつまずく本当の原因
- 実験・観察の問題が出やすい理由と対策
- テスト前にやる順番
理科は「2つの教科」だと考えてください
まず、理科という教科の構造を理解してください。中学理科は、性質のまったく違う2つの分野が同居しています。
| 分野 | 単元の例 | 必要な力 |
|---|---|---|
| 暗記分野 | 生物(植物・動物・人体)、地学(地層・天気・天体) | 覚える力 |
| 計算分野 | 物理(力・電流・運動)、化学(化学変化・質量) | 理解する力+計算力 |
この2つは、勉強法がまったく違います。 それなのに「理科=暗記」と一括りにしてしまうと、計算分野で必ず行き詰まります。
理科の点数が単元によって大きく違う子は、たいていこれが原因です。暗記分野のテストでは取れるのに、電流や化学変化になると崩れる——心当たりはありませんか。
暗記分野(生物・地学)の勉強法
こちらは、やれば取れます。ただし、ただ眺めるだけでは覚えられません。
用語だけでなく、「セット」で覚える
理科の暗記でよくある失敗が、用語だけを単独で覚えることです。
たとえば「維管束」という言葉を覚えても、
- どこにあるのか(茎・葉)
- 何が通るのか(道管=水、師管=養分)
- 単子葉類と双子葉類でどう違うか
これがセットになっていないと、問題に答えられません。テストで問われるのは、用語そのものではなく関係だからです。
図とセットで覚える
生物も地学も、図が出ます。植物のつくり、人体の器官、地層の断面、天体の位置関係。
教科書の図を見ながら、名称と役割を言えるようにしてください。文字だけで覚えていると、図で出された瞬間に答えられなくなります。
計算分野(物理・化学)の勉強法
ここが理科の分かれ目です。
「公式を覚える」だけでは解けません
電流の問題を例にします。オームの法則(V=RI)を覚えていても、点数が取れない子はたくさんいます。
理由は、回路の状況を読み取れていないからです。直列なのか並列なのか、どこの電圧を聞かれているのか。ここが分からなければ、公式を知っていても使えません。
つまり計算分野は、数学と同じ構造です。公式の暗記ではなく、状況を整理して立式する力が必要です。
対策は、同じパターンを繰り返すこと
数学と同じで、問題のパターンを持つことが対策になります。
学校のワークの計算問題を、間違えた問題に印をつけながら2〜3周してください。新しい問題集は必要ありません。パターンは限られています。
理科の計算問題は、実質的に数学です。数学の計算でつまずいている子は、理科の計算分野でも同じところでつまずきます。理科だけを勉強しても解決しないことがあるので、その場合は数学の該当部分に戻る必要があります。
実験・観察の問題は、必ず出ます
もう1つ、理科特有のポイントがあります。実験や観察に関する問題が、かなりの割合で出題されるということです。
チェックすべきなのは、次の3つです。
- 手順:なぜその順番でやるのか
- 注意点:なぜその操作が必要なのか(例:ガラス管を水から抜いてから火を消す理由)
- 結果:何が起きて、それは何を意味するのか
特に「なぜその操作をするのか」は頻出です。手順を丸暗記するのではなく、理由まで説明できるようにしてください。
学校で実験をしたら、その週のうちにワークの該当ページをやっておくと、記憶が鮮明なうちに定着します。
テスト前にやる順番
- 暗記分野を先に固める(確実に取れる部分から)
- 実験・観察のページを確認(ノートとワーク)
- 計算分野のワークを1周、印をつける
- 印がついた計算問題を2周目
暗記分野を先にやる理由は、確実に点数になるからです。計算分野で悩んで時間を使い切り、覚えれば取れる暗記分野を落とすのが、最ももったいないパターンです。
では、理科を上げるために「何が」必要なのか
理科の点数が悪いとき、原因が暗記不足なのか計算力なのかで、やることが正反対になります。しかし本人は「理科が苦手」としか認識していません。間違った方の対策をすれば、時間をかけても点数は動きません。
答案を分野ごとに分解して見ること。どの設問で失点したかを分類すれば、原因はすぐに分かります。
理科の計算問題ができない原因が、数学の計算力にあることがあります。この場合、理科をいくら勉強しても解決しません。しかし「理科の点数が悪いから理科を勉強する」のが自然な発想なので、ここに気づけません。
教科をまたいで原因を見られること。理科と数学を別々に見ていると、この判断はできません。
実験・観察の問題は頻出ですが、テスト前に思い出そうとしても記憶があいまいです。実験をしたその週にワークをやれば定着しますが、そのタイミングで自分から手をつける中学生は多くありません。
授業の進度に合わせた週ごとの計画。「今週は理科ワークp30-33」と決まっていれば、実験の記憶が新しいうちに固められます。
教科書もワークも手元にあります。でも、失点の原因が暗記なのか計算なのかを見分けて、今週やる範囲を決めてくれる人は、書店には売っていません。
徹底管理塾がやっていること
当塾は、新潟市西区寺尾西で運営している学習塾です。
つまずいている分野を特定します。 暗記分野なのか計算分野なのか、答案を見て判断します。計算分野であれば、数学に戻る必要があるかも確認します。
1週間ごとの学習計画をお渡しします。 授業の進度に合わせるので、実験をした週にその範囲をやれます。
学校のワークをメイン教材にします。 理科の計算問題もパターンは限られています。新しい問題集は買いません。
24時間365日、質問できます。 計算問題は1問止まると先に進めません。その場で解決します。